ハシボソガラス
- スズメ目カラス科
- 分布:ユーラシア大陸に広く分布するカラス。留鳥。
- 生息地:低山、高地、海岸、住宅地などに住む。昔は都市圏には出てこないと言われていたが今はよく見かけるようになった。一般的にカラスといえば、ハシブトガラスか本種のことを指すことがほとんど。
- 特徴:全長は約50cm
雌雄同色・同大
識別ポイント:大きさはミヤマガラス<ハシボソガラス<ハシブトガラスの順に大きくなる。頭部がハシブトよりも小さく嘴が細い。ハシブトも歩くが足を揃えてピョンピョン跳ねるのが多いのに対して、本種は歩くほうが圧倒的に多い。やや内股。お辞儀をするように鳴き「ガーガー」とハシブトよりも濁った声だが、一概に濁っているとはいえない場合もある。 - 習性:平野部から山地にかけての市街地、集落、農耕地などに見られる。ハシブトガラスよりも開けた環境を好み、森林域や高山帯などにはほとんど見られない。雑食性で、地上や樹上などで採食。雑食性だがハシブトよりも比較的植物質を好む傾向にある。昼行性。秋冬季には耕地に大群で集まることがある。営巣場所は樹上。
ハシブトガラス | ハシボソガラス | ミヤマガラス | |
---|---|---|---|
嘴 | 分厚くエッジが鋭い |
細い |
ハシボソよりも細く、根本が白い |
鳴 | 喉が膨らませカアーカアーと聞こえる | おじぎをするようにガアーガアー | ハシボソガラスよりもしわがれた声 |
P | ・額が盛り上がっている ・跳ねて歩くことが多い |
・内股で足を交互に出して歩くことが多い | ・大きな群れを作る ・この3種の中では一番小さい |
動画
ハシボソガラスの鳴き声