前日発見した足跡追っかけてイノシシ獲る

スラッグ弾を買いに行く途中隣村を走っていると県道沿いにでかイノシシの足跡

川に入ったようだ。普通に考えれば下に行くはずだ。ただ、この川の下は奥に行くと非常に険しくイノシシを獲っても一人で引っ張ってこれないような場所だ。

翌朝

車を止め、かんじきを履く。2ｍくらいの積雪はあるがここのところ雪が降ってないので柔らかい深雪ではないのでスノーシューではなく機動性の高いかんじきが良い。また、険しく急斜面が多いところもかんじきのほうが歩きやすい。

歩きはじめて5分、イノシシの足跡発見。
もしかしたら、昨日の足跡に続いてんじゃね？と勘ぐりながら追跡開始

でも、足跡をよく見ると家族のイノシシ、多分昨日見たデカイノシシとは別の個体かと思う。
奥の険しいところまで行かなくても、意外と近くにいるかもしれん。今のうちにしょんべんしておこうとやっていると、おちんちんから水分が出始めたところで「ワンッワン」と蓮が獲物を止めたと吠え始めた。

嘘だろ？おらの方は止めたくても止まらんよ蓮くん。犬はものすごい勢いで吠えるがおしっこは止まらない。
おしっこした場所から70m先で吠えているが獲物は見えない。静かに隠れながら近づきたいのだが、一面は雪の斜面なので隠れながら近寄れない。

近づくと、イノシシが見えた。
その瞬間にイノシシも私の存在に気が付き飛んでいく、私からは3頭見えた。ちょうど見えづらい斜面にいたのでまだいたかもしれん。

雪が締まっているのですごいスピードで降りていく。
蓮は一番小さなイノシシを追いかける。

雪が締まってるといってもところどころ足が埋まる。蓮が追いつきイノシシが一瞬止まったところで「ど～ん」と頭を狙い一発撃った。

その場で倒れた。猟をはじめて15分くらいだろうか。

30kgくらいのメス。
食べるにはちょうどよい。

解体して気がついたのだが、弾は心臓に直撃している。あれ！？頭狙ったはずなのにー、30センチ以上ずれている。もっと射撃練習しないといけないな

いつもなら頭は現場で処理して持って帰ることはないのだが、今回は小さいので内臓だけ出して引っ張った。蓮くんは内蔵に喰らいつき１/3くらいたいらげた。

久しぶりにハンマーとノコギリを駆使して脳みそを取り出す。殆どの猟師は取らないが脳みそは本当に美味しい！フライがいい！