2022年度版 大物猟のバックパックの中身 ハンティングギア

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新潟の豪雪地帯でイノシシ猟を一銃一狗でやっています。地域によって持っていく物に違いがあると思いますが参考になれば。また、こんなのがあると便利だよって教えてもらえるとありがたいです。

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バックパック45L

Amazonのセールで3200円で購入。持っていく荷物だけなら小さいバックパックでもいけますが、15キロ以下の肉なら担いで持ち帰ることも想定しています。値段の割には高性能で非常に使いやすい。

自分は雪山を歩くため軽い装備ということを意識してます。同じ重さの荷物でも重心や持つ場所によって重みが全然違います。

バックパックと鉄砲を長時間持っていると肩が痛くなってきます。そのためバックパックは前で2箇所締めるチェストベルトとウエストベルトがあって、このウエストベルトの紐をしっかり締めることでバックの重さを腰で持つことができます。これが、疲れない重要なポイント!

しかしこのベルトがちょっとちゃっちくてすぐ緩むので、結んだりして緩まないような工夫をしている。まあ3200円だからこのくらいはしょうがない。

ストックを固定、テントを固定、サイドポケット、飲料のホースアクセスなどなど、いろいろな機能が満載についています。

獲物引き上げ用ロープ20m

雪山でのイノシシ、鹿での多くは沢(川)の中で獲ることが多い。新潟のイノシシは大きく100キロ超えなんて珍しくない。それを一人で沢の中10mの急斜面から出すのは容易じゃありません。そこで、レスキュー技術を使って5倍力システムで引っ張り上げる道具です。

しかし、このロープと一緒に必要なのが

  • 獲物用引き出し&支点ロープ
  • カラビナ3つ
  • プーリー
  • タイブロック(ロープのブレーキ)

これらを使って獲物を引き出します。このシステムについては長くなるので別の機会に紹介します。

細いワイヤーロープ

一本のロープでイノシシを2頭引っ張るときに連結させるため。

肉の運搬袋

基本的に猟場解体をやりますので肉を運搬する袋は必需品です。

錦鯉用の運搬袋

この袋は大きく厚手で破けません。解体した肉を入れ雪道を引きずって持ち帰ります。ただし、鹿の頭を突っ込んだときは角で破けました(笑)また、遭難した際にこの袋をかぶれば風を防ぐことができます。

45Lビニール袋

薄手です。レバーや心臓などの内蔵系は肉と一緒にしておくと血だらけになってしまうのでこの袋に入れてから運搬袋へ放り込みます。

ジプロック大

これはあまり使わないんだけど、たとえばヒレ肉とかをデカイもも肉と一緒にして、雪道を引きずると傷んだりするので別にしたり、何か濡らしたくないものを入れたりとお守り的な袋

遭難用の道具

これは使わないに越したこと無いのですが、雪山での遭難は下手すると死にます。道迷いだけでなく怪我で動けないということも考えなくてはいけません。

猟師なりたての頃は焚き火を考えていたのですが、雪山で薪などの燃料は数メートル雪の下なので無理。なので、貼るホッカイロで寒さをしのぐのと巻狩りの待ちのときに使ったりもします。ただし、温度は忘れてしまったのですがたしか-10度くらいになると貼るホッカイロは効かないらしいので注意が必要です。私が行く山はほとんどそこまで下がりません。

ヘッドライト

日没すぎたらヘッドライトは必需品です。昔、山で日没が過ぎてしまいスマホのライトだけで沢を十数回渡ったことがあり、非常に危険な思いをしたので必ず持ってたほうが良いです。夜でも平地なら歩けます。

モバイルバッテリー

これも絶対あったほうが良いアイテム。もし遭難してバッテリーがなくなったらやばいです。写真や動画を撮ったりすると結構バッテリーが減ります。もし遭難してしまった場合に連絡が取れなきゃ最悪。携帯の電波がなくても事前に地図アプリにその場所をダウンロードしておけばGPSで現在地がわかる。

救急道具

主に犬用。使った経験はないのですがお腹を裂かれたという話は何度も聞いたことがあります。飛び出した腸を噛みちぎってしまうとか。なので手ぬぐいや包帯などで応急処置をしようと考えています。

課題

重量の半分はロープ類です。現在8mmのクライミングロープ20mを使っていますが、もっと軽くて良いものを模索中です。それはイノシシを引っ張るためなので、このロープではオーバースペックです。強度は落としてでももっと細くて濡れにくく軽いやつが欲しいです。

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