豪雪 一番イノシシを獲るグループの巻狩り戦略

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今回は雪国で一番獲っているグループの巻狩り猟のやり方を紹介します。他のグループではこのようなやり方を見たことがありません。

まずこのグループの特徴から申し上げると、鉄砲の技術や山を見る技術が非常に優れているのだが、なにより「しつこい、諦めない」というのが特徴。自分より一回り、ふた回り先輩なのに足が強い。技術があって諦めが悪いのだから獲れて当然と言えば当然か。犬無しで、とにかく人間がすごい距離を追う。

おらは基本的に一銃一狗だが、有害駆除のときはグループで巻狩りをやっています。

一般的には

見切りをやってから巻狩りを開始することが多いのではないでしょうか。見切りとは山を見に行き獲物がいるのか判断し配置をすること。

しかし、このグループは見切りをすることはなく、山に入ってからおのおのが痕跡を探して新しい跡があったら、そこから無線で仲間呼び、配置して巻狩りを開始する。

イノシシは深雪の中で早く走って逃げれないため、基本的に沢に入って逃げる。そのため沢のそばの杉の木に寝屋を作ります。雪が深くなればみんな同じ場所に集まってしまい10頭以上の群れになることも珍しくありません。

巻狩りの方法

  • 人数や場所にもよるが、1ラウンドで1~3つの沢を攻めます。
  • 雪山なので足跡があれば追跡ができるため、基本的に新しい足跡を探す。
  • 山の尾根や沢沿いを歩く人間に分かれて痕跡を探す。尾根から小さい沢に痕跡がないかなど下に歩いている人と無線で連携を取りながらやる
  • 雪山の場合、沢そばの杉林にいることが多く、足跡からイノシシがいる杉林を特定すると無線で仲間を呼び配置して開始する

雪国では事前の見切りは難しい場合が多い。それは雪で車が通行止めになっているため見に行って戻ってくるまで2~4時間かかるし、体力的にも辛い。だって、かんじきで2時間歩いてから、また山にを上がるって無理ゲーに近いので、このやり方のほうが効率がいいのだろう。

豪雪地帯の巻狩りでした!

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