現代社会と犬の血統

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犬を家族にするまでは犬について詳しく考えたことがなかった。他人が飼っている柴犬を見てもなんの違和感もなかった。

しかし、自分で猟犬を育ててみてると他人の犬の悪いところがはっきりと見えてくる。筋肉が無く、吠えなくおとなしく、顔も穏やかで可愛い顔の子ばかりが繁殖されている。現代の犬は室内で飼われることが多く、犬の仕事はほぼ失っている。
現代社会と犬ということ自体に問題がありそうだ。

犬と人間の歴史は長い。工業化以前は犬は人間と供に仕事があった。牧羊犬、猟犬、ネズミ捕り、番犬等・・・愛玩犬もいたが一般的な家庭では何らかの仕事があり、今のように車がなかったので放し飼いも多かった。

家だけじゃなく畑や食料庫を番する犬が必要だったし、山でオオカミや獣から守るための仕事や狩猟を手伝う犬など、和犬は何でもこなしていた。

しかし、現代社会では愛玩犬以外を必要としなくなりつつある。狩猟犬の多くがドローンに代わるだろうし仕事のできる血統が淘汰されていく。

それでいいのだろうか?

少なくても自分はこれからも犬と一緒に猟をやりたいし、しっかり仕事をできる犬を後世に残さないといけないのではないだろうかという気持ちが強くなってきた。

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