雪も深くなり犬2頭を連れてイノシシ、鹿を探しに山へでかけた。
まだ、ウナの前で大物を仕留めてないので早く猟を経験させたい。今回は田んぼ道の奥へ奥へ、途中で急斜面の沢を上がって行くと蓮が走り出した。よし!予想通りの場所で犬が反応した。うなはまだおらの足元でチョロチョロしている。蓮が走っていった方へ歩を進めると鹿のフレッシュな足跡!うなもようやく蓮の足跡の方へ走っていった。
普通なら犬が鹿を追っていっても追いつかず飛ばれてしまうのだが、雪が深いともしかすると追いつく可能性もある。期待しながらおらは回り込む。今日は獲物が取れそうだと心が弾む。
しかし、犬の鳴き声が聞こえてこない。
ぐるっと回っても鹿の跡はあるけど犬はこっちに来た様子はない。
犬笛 ピッ ピッ ピッーー
う〜ん
反応なしか。
鹿を追っているのだろうか。普段なら追いつかないと思ったら無理に追ったりせずに15分くらいで帰ってくるのが通例だ。
しかし、帰ってこん。。。
今日は昼から大雨の予報なので早く車に戻りたい。
犬たちは必ず車に戻ってくる。
これ以上待っていても仕方ないので私は車に戻った。
予報通りの土砂降り。
車の中で待機
しかし戻ってこない。
もしかしたらどこかで鹿を止めているのでは?と思い直す。
14時半
雨も弱くなり、もう一度山に戻ることに。しかし、2度目の山は体力的にきつい。かんじきで踏みしめる一歩一歩が辛く、数歩進むと息が切れて休む。
でも、早くしないと日が落ちるのでゆっくりはできない。一時間かけてさっきの場所まで戻ってきた。
犬の痕跡がないか探したり、犬の鳴き声がしないかと歩き回ったがいない。
陽が落ちてしまうので急いで車に引き返す。すぐに暗くなった。
それから2時間待っても犬たちが帰ってこない。
もう一つ向こうの山に降りたのかもしれないと軽トラを走らせて見に行ってみるがいない。
再び戻ってみると、びっしょびっしょの蓮がいた!今池から上がったのですか?というくらい濡れているし疲れ切っている。
荷台の犬小屋に入れたら中がびしょびしょになり寒くなると考えて助手席に放り込んだ。
おい!うなはどうした??と蓮に聞くがなにも答えない。
とにかく犬をタオルで拭く。
そうこうしていると、ウナがゆっくりと歩いてきた。
俺はすぐに車を飛び降りて、叱りつけてやろうかと思った。
でも、様子がおかしい。俺の顔を見ればしっぽを降るはずだが、そんな感じではない。もうヨタヨタで目がうつろでなんとか歩いている状態。
おい、鹿にやられたのか?? とお腹を見るが怪我はしていない。
助手席は一頭しか乗らないので、しょうがなく荷台のゲージに放り込んで家路へ急いだ。
すぐにタオルで体を拭きあげ、餌をたくさんやった。
このときは疲労で一日寝れば治ると思っていた。
次の日見ると蓮は普通の顔しているが、ウナの様子がおかしい。ご飯もドロドロの状態で吐いてしまっている。何時間か様子を見たが状態が悪い。知り合いの動物病院の看護師さんに連絡したら今日の午後休診で明日も休みだというので、私はパジャマのママ急いで病院へ向かった。
画像のようにつらそうな顔して半分目を閉じている。

血液検査をしレントゲンを撮る
医者から肝臓からじわじわ出血しているとのこと。へたに点滴したら一気に肝臓から出血して死ぬ可能性があると言われた。
CTで見ればどんな状況かわかるのだが、この病院にはCTがないので別の病院を紹介してもらうことになった。ちなみにそこの病院は良心的な値段で5万から7万くらいらしい。
う〜〜ん、良心的ね(笑)
でもそんなことも言ってられないので別の病院へ向かう。昼休憩で2時間待たされて診察してもらった。命に関わるかもしれないときの2時間待ちは長い長い。しかし、こちらの先生はぱっと触診してCTしなくていいという判断をされ、点滴で治療をした。
連れて帰りまだ元気がないが、イノシシ煮を5切れ与えてみる。2切れ食べた!!
いつもは外で寝るのだが、今夜は玄関にストーブをいれて暖かくした。辛そうに眠りについた。
次の日はおしっことうんちをした。内蔵が動いている!!
目に少しずつ光が戻ってきている。なんとか大丈夫そうだ。
実際何があったのかわからない。
二人の先生も動物にやられたら穴が開くと言ってたし、おらも動物の可能性は低いと思っている。
まだ、雪山に慣れてないので沢に落ちてお腹をぶつけたとか?
でも、生きててよかった。
今回、猟犬2頭があまりにもショッキングだったので写真を撮ることができなかった。