結論
「雪国では軽トラはやめた方が良い。」
私は10年ちょっと3台のサンバートラックを乗り継いできました。スバル製のサンバーはすでに販売終了(現在売られているのはOEM)していますが、現在でも中古車は高値で取引され狩猟車として人気が高いです。
私の住んでいる地域は豪雪地帯で4mくらい積もったりします。周りの猟師さんの9割は軽トラを狩猟車にしています。
本州の狭い農道や林道でUターンしたりイノシシを何頭も運んだりできるので非常に重宝するのはたしかなのですが、最大の欠点が滑りやすい事。
軽トラは後ろの荷台が軽く、特にケツを振りやすく普通乗用車と一緒に走っていても自分の軽トラだけケツをフリフリになっちゃうんです。なので、軽い荷台におもりを乗せてトランザクションをかける人もいます。
そこで、一番雪に強いと言われているのはサンバートラック!後ろエンジンなのでケツが重くタイヤにトランクションが掛かるので滑りづらいと言われています。
でも、実際はめっちゃ滑ります。特に凍結路には弱く前も後ろもよく滑ります。もちろん凍結路ではどんな車でも滑るのですが、一般的な4WD乗用車と4WD軽トラを比べたら圧倒的に軽トラは負けます。しかも、サンバーはデフロックがついていないので坂道を登るのでめっちゃ苦労することがあります。
ですので、安全を考えるなら雪国での狩猟車には軽トラは向かないと思います。
では、何がいいの?と聞かれると困る。すべての条件を満たす車は無いのですが四輪駆動は絶対条件。凍結路に強いと評判のスバル車に乗りたのですがピックアップがないのでイノシシを乗っける場所がない。車内に入れたくねーし!自分も次の車は何にしようか悩み中。
周りの猟師さんの殆どが軽トラなのは値段が安いのと他に選択肢が無いと推察しています。