ヤングと巻狩りと重大インシデント

ヤングと巻狩りと重大インシデント

若い子を連れって欲しいと言われ、普段は単独猟なのだが巻狩りをやりました。

地元出身はおらず私を含めて東京3人と愛知1人。男2,女2という組み合わせで一番若いのが22歳女子。

無線なし。
これがかなりネック。この猟場を知っているのは私のみで、山を降りて配置して再び山を上って巻くのは現実的ではない。

なので地図で説明。
いろんな言い回しで教える。
結果から言うと、「新幹線の上あたり」という説明が良かった。

3人で私に言われたところを探したがやはりよくわからなかったらしい。だが、山奥なのだが地下に新幹線が通っており、それが地図に記載されていたのでわかったということだ。

22歳女子は関東で巻狩りのグループでやっていたらしい。しかし、新潟の深雪をかんじきで歩くのは初めて。慣れない彼女は歩くペースに全然ついてこれない。

そうだよな。雪のない世界から来ると大変だよな。そんなあたり前のことに気がつく(笑)

私はゆっくりと上から追っていくが全然大物の形跡がない。
やばいな~と思いながら歩いていると、ドンッドンッと 遠くから2発の音がした。

おっ!?
でも、無線がないので状況がわからない。

おらが射手の近くまで来ると、イノシシの跡がある。何故か犬はあまり反応しない。

姿は見えないがおらは声を出して追い出す。
すると、すぐに銃声2発。

 

 
 
 
 
 
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合流するとなんと、また、彼が仕留めた。
年に一度一緒に行くのだが3年連続で撃っている。
運が良い。

大きい母親のメス1頭

それはいいのだが、かなりの崖(笑)

なんとか降りて銃をおいて動画を撮影したところで横からイノシシの子供が3頭隠れていてのが逃げ出した。

おらは銃を持って追いかけるがだめ。

あー、子供に逃げられたと言ってたけど、逃げる場所がなくて右往左往して行き場を失ってたんだな。これ、あるあるだから親撃ったら子供を追いかけないとなんだけど、それも経験だよね。

現場解体。配置についていた女子たちも駆けつけたが、22歳、崖から滑って落ちる。

おら冷や汗。。。
まじで怪我なくてよかった。こんな雪の山奥で歩けなくなったら一大事だ。

解体が終わったのは4時過ぎ。
3時間近く掛かった。これは確実に陽が落ちる。ヘッドライトは準備している。

帰りは3キロ下りを歩くか、上りを1キロ(1/3下り)どっちらを歩くか悩む?おらはどちらも時間は変わらないような気がするが、かんじきに不慣れな女子はぽっちゃり体型なので山を上がるのはきついのではないだろうか思ったが、皆さん山を上がる方が多数決になった。

やはり、その予想は的中し彼女はペースがあがらない。
結局車についたのは20時過ぎた。

やはり、私が下る方を指示するべきだったと反省。
いや、それだけじゃなくもっと怪我をしないようにだとか気をかけるべきだった。今回は何事もなかったが、重大インシデントだったはずだ。

なにはともあれ、イノシシが獲れて良かった♪

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