マタギを名乗るネット民に思う事

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「時代によって言葉の意味は変化する」ことは理解している。

でも、最近、猟師がマタギを名乗る人が多いのが気になる。
いや、ものすごく引っかかる。
さっきもyoutubeを見ていたら中京地方の方がマタギという名称を使っていた。

マタギとは
・狩猟を専業。
・独特の宗教観や生命倫理がある。
・東北地方・北海道から北関東、甲信越地方にかけての山間部や山岳地帯で、伝統的な方法を用いて集団で狩猟を行う。

私は「本物」のマタギは絶滅したのではないだろうかと思っている。なぜなら狩猟を専業で食べていくのは難しい。いてもごくごくわずかだ。有害駆除で生活している人はいるかもしれないが狩猟とは違う。

有名な秋田のマタギ地域でも専業ではなく仕事はしながらやっていると聞く。専業はいなくてもマタギ文化は継承されているようだ。

新潟も村上マタギという集団が居たらしいが今は居ない。私が住んでいる地域ではマタギ文化らしきものはないように思う。

マタギに憧れる気持ちはわかるが、それを名乗ってしまうのはあまりにも軽率ではないか?
それとも、私は頭の硬い人間なのだろうか。

時々猟師ではない一般の方から、「マタギ」と言われることがあるが、そういうときはあまり否定しない、ほとんどは猟師という意味合いで使っているからだ。それは違うと一から説明するのは億劫だし、相手も深い意味で発言したわけじゃないからだ。

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