イノシシ5頭追っかけ回すも逃げられる
2ヶ月ぶりの猟場へ。1m以上の積雪はあるが、ここのところ暖かく雪が締まっていて歩きやすい。当然、イノシシも逃げやすいということになる。
犬と一緒に歩き20分、そのときは突然に来る。頭の上15mにイノシシ5頭以上の家族がいた。歩いている道には全く足跡など痕跡がなく突然現れた。犬は気がついていない。。。影に隠れてて撃てないがイノシシは上へ逃げているようだ。すぐに犬に指図を出して行かせる。
多分、すぐに追いついたはずなんだけど吠えない。。。なぜ??
でかいメスにビビったのか?
少なくても大人に逃げられたと仮定しても子供には絶対に追いつく。人間が追っているときは子供を見捨てて逃げることが多いけど、犬の場合は親が子供を守ったりする。
俺も一生懸命追う。イノシシも登ったり下りたりして逃げる。
おらも走って追いかけたいのだが、今日の雪質は氷の上に30cmの雪が乗っている状態で斜面だとすぐにころんでしまう。何度も滑落しそうになる。あーー今日はかんじきじゃなくて刃の付いているスノーシューにするべきだったと反省。
そうやって追っていると沢に入った形跡がある。これは瞬間的に下(シモ)に行ったと思いいってみるが、途中で違うことに気がつく。あー上(カミ)に行ったか。。。
何度か足跡を見失いそうになったりして時間をロスしたけど追う。
かなり体力が削られる。一番初めに出会ったときは5頭獲ったら運ぶの大変だから、何頭獲ろうかしらなどと取らぬ狸の皮算用をしていたのに、全然追いつかない。
途中で、ここを上がったということはこっちを通るだろうと先回りをするが、もう通り過ぎたあと(笑) なんか、先回りして仕留めるってカッコいいのに、そんなことはさせてもらえない。
山の上の方に向かっている。
足跡を追いかける
パッと見たら、なにか建物や棒が立っており、景色を見るとここいらで一番高い山の頂上にいる。
そこで一旦立ち止まる。
ヤベ、ここから反対側に下りているけど、もし獲っても運べるだろうか?
時間も14時。解体に1時間ちょい、そこから歩いて戻るのに2時間は見ておかないとアブない。そうすると日の入りになってしまう。残念だけどここでやめとくかと山の頂上で考えていると、蓮がやってきて呼びに来た「こっちにいまっせ」と
いるのならしょうがないとばかりに、もうちょっと追うことにする。1kmくらい行ったろうか、今度は急斜面を降りる。深い沢を下ったあとがある。いや、ここまでだな。これ以上は時間的に無理。
ただ、気になるのは少なくても犬は2回はイノシシに遭遇したはずなのに吠えなかったと言うことだ。理由は分からないがたぶんビビったのだろう。
まあ、スノーシューの選択の失敗や、犬がはじめに気が付かなかったり、遭遇しても吠え止めしなかったりと失敗はいくつもあった。犬の失敗は怒ってもしょうがないので経験として受け入れるしかない。
すげー悔しい。
今回の失敗を次に生かさなければならない
No Comments