イノシシ現場解体失敗!ダブルプーリーで吊るすことに
今期からイノシシや鹿はなるべく現場解体して軽くしてから持ち帰ることにしました。だいたい1/3くらいの重さになるので120キロでも40キロになります。
一銃一狗の単独猟では獲物の運搬が大きな課題です。そのうち運搬ドローンで運べれば楽なんだけどねーー
先日獲ったイノシシ2頭のうち、大きい方の80キロのやつを解体した。
しかし、北海道のシカハンターさんの現場解体の動画を見て、真似てやってみたんだけど上手くいかない。もちろん自分の経験不足もあるけれど、イノシシのほうが泥まみれの場合が多く鹿より皮剥ぎの面倒なことで肉に泥が付いてしまう。解体場所も雪の上なんだけど新雪のときは綺麗だけど、数日振らないと雪の上に枯れ葉などが散乱して雪の色も汚い。当然雪の上で作業したらゴミだらけ。
これじゃ駄目だ!!
少ない道具で吊るすには
地面の汚れをつかないようにして、イノシシをできるだけ触る回数を減らすために吊るして解体することに挑戦します。
以前から現場で解体するなら吊るすほうが綺麗で楽だとは思っていたのですが、ハンガーや滑車などを持っていかないといけないのがネックでした。
そこで、少ない荷物で効率的に吊るして解体する方法を考えてみた。
のこぎりは持っているので、現場で木を切ってハンガーを作っても良いんだけど、ちょうどよい木を探して、ロープで結んでと手間と時間が掛かる。
もっといい方法がないかな?とyoutubeを観ていたら面白い方法を思いついた
片足吊り
なるほど、なんとなく両足を吊らなければいけないと思っていたが、片足でもいいのか!!だったらいつも持ち歩いているロープとカラビナがあり、それにダブルプーリーを2追加するだけで吊るすシステムが作れる。
登山用の有名なブランドになると良いものなんだろうけど高価!中国製だと2つでも7千円ちょっとだしレビューも悪くなかったのでこれにした。まあ、デメリットは中国から発送されるのですぐには届かなく、一週間から二週間は見ておかないといけない。それに、レスキュー道具になるんですが吊るのは人間じゃなくイノシシなので命の危険はない。
ダブルプーリーで五倍力システム
ロープワークでは倍力システムという方法があります。少ない力で大きな力を生み出す方法です。5倍力システムでは100キロのイノシシを20キロの力で動かすことができます(実際は摩擦などの損失があるのでもう減少する)。現在でもカラビナで5倍力システムを使い急斜面から引き出したりしていますが、吊るすにはあまり向いてません。
5倍力システムはいろいろな方法がありますが、吊るすのには一番良いと思うロープとダブルプーリー二個でやる方法
必要な物
- 長いロープ(自分のは20m)
- ダブルプーリー 2
- 小さな輪っかにしたロープ
- カラビナ 2
- 支点ロープ
これで2キロくらいかな。
この組み方は中国からダブルプーリーが届いたら記事にしようと思います。
これが面倒という方にはこんなものがありますが、ちゃっちいというレビューがちらほらあるのでどうなのかわかりませんが安いです。
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